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窓一つで冬が変わる!窓の性能を体感しませんか?

こんにちは。ウッドリンクの田村です。
突然ですが、窓の性能によって住宅の断熱性能が変わることをご存じですか?
窓は住宅の中で熱の出入りが最も多く、外気温の影響を受けやすい箇所です。
ところが、日本の窓性能は世界の主要国と比べると低く、窓の断熱性能が快適な暮らしに重要であるという認識がまだまだ薄いのです。

そこで、ウッドリンク・ラボでは見て・触ってわかる、冬場の窓際を再現した冷気体感BOXを新たに導入しました!

今回は家づくりで「窓選び」が重要なワケについてお話します。
<1>窓の断熱性能って?
<2>なぜフレームの樹脂化が大切なの?
<3>冷感体験BOXでどんなことができる?

<1>窓の断熱性能って?

断熱性に優れた窓を採用することで、冬場の寒さや夏場の暑さを解消したり、結露によるカビの発生を抑制したりできます。
窓の断熱性能はフレームと言われる窓枠の種類とガラスの枚数で決まります。
フレームはアルミ、アルミ樹脂複合、樹脂などがあります。アルミは樹脂の1400倍熱を通しやすいため、熱の伝わりにくい樹脂素材を使用することで、室内の暖かさを逃がさず室外の冷たい空気を室内に伝えにくくします。ガラスは1枚~3枚まであり、枚数が増えるほど断熱性能が高まります。
(窓の選び方はこちらのブログで詳しく解説しています)

昨今の日本の新築住宅では9割以上がペアガラス(2枚)でガラスの複層化がかなり一般化してきました。一方で窓のフレームは未だにアルミが7割以上を占めています。世界の主要国と比べると樹脂率が圧倒的に低いことがわかります。

<2>なぜフレームの樹脂化が大切なの?

➀カビ・ダニ発生の抑制

熱を通しやすいアルミ素材では結露の発生リスクが高まります。結露は窓周辺のカビやダニ発生の原因となるため、家族の健康のためにも熱を通しにくい樹脂サッシを推奨します。

➁省エネ効果

窓の熱の出入りする割合は、夏7割、冬6割にもなります。樹脂サッシは断熱性に加えて気密性も高く、すき間から漏れる空気の量が少ないため、夏は室内の温度上昇、冬は室内の温度低下をおさえ、冷暖房費の削減にもつながります。

<3>冷感体験BOXでどんなことができる?

今回ウッドリンク・ラボに新しく導入した冷気体感BOXは箱の3面にそれぞれ性能の違う窓を配置し、BOX内を冬場の外を見立てて0℃近くまで冷やしています。窓の性能は「アルミ樹脂複合ペアガラス」、「樹脂ペアガラス」、「樹脂トリプルガラス」の3種類です。

窓のフレーム・ガラスの表面温度の違いを触って体感したり、結露の違いを見たり、サーモグラフィーカメラを使って窓の上部と下部の温度差の違いを確かめたりすることもできます。住宅展示場では見る事のできない窓の性能について、是非ウッドリンク・ラボで体感してください!

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