<どうしてフローリングは人気があるのか>
一般的な住宅やマンションの床面でよく見られるフローリング。フローリングとはご存知の通り、木材や木質系の材料を使った床仕上げ材のことを言います。いまや数多くの住宅で見られるフローリングですが、どうしてこれほど人気があるのでしょう。それは木が持つ暖かさにあるのかもしれません。
<断熱性能が高い木材>
木材、コンクリート、ビニールタイルの三種類の床材で、足の甲の温度変化を測定した実験があります。室温18度の時、コンクリートの温度低下が最も早く、ついでビニールタイル、木材の順でした。木材は断熱性能が高いため、足元が冷えるのを防ぐことができるのです。
<空気層が断熱と柔らかさを生み出す>
ではなぜ、木材は断熱性に優れるのでしょうか。木は成長するために水を吸い上げて枝葉の隅々にまで水を供給します。木材を乾燥させると、この水が通る「クダ」がそのまま空洞になります。この空洞が空気層となり、断熱性やクッション性を生み出します。
フローリングは大きく分けて無垢フローリングと複合フローリングの二種類があります。無垢フローリングは、製品の厚みに合わせて木材を切り出しているため、木材の持つ断熱性がそのまま残っています。一方、複合フローリングは、丸太を大根の桂剥きのように薄くスライスし、接着剤を用いて何重にも貼り合わせています。そのためコストは安くてすみますが、空気層に接着剤が入り込み、無垢フローリングに比べると、暖かさや柔らかさという面では劣ります。
ちなみに同じ無垢材でも、ナラやタモといった広葉樹より、針葉樹のスギやヒノキの方が、空洞が多いため、断熱性・クッション性は高いのです。
<肌触りも心地よい、無垢フローリング>
ワンランク上の快適さを求めるとすれば、やはり針葉樹の無垢フローリングをお勧めします。得にスギやヒノキのフローリングは、素材が持つ柔らかさから寝転んでも痛くなく、立ち仕事の多い奥様の膝の負担も和らげてくれます。暖かさや柔らかさだけでなく、無垢材が持つ調湿効果は、サラサラとした肌触りに現れます。冬でも暖かく、夏でもべたつかない、肌触りの気持ちよさから、「床を無垢材にしたらスリッパを使わなくなった」というお話も聞きますよ。
また無垢フローリングの床材を使用すると、血圧を低下させるというデータもあります。高血圧改善や抑制に効果が期待できるのです。
無垢フローリングは、健康な住空間を作るための最適な床材なのです。当社でも断熱効果・調湿効果の高いスギやヒノキの無垢フローリングを取り扱っています。施工例や価格についても、下記ページからご覧いただけます。ワンランク上の快適な暮らしへ、無垢フローリングをお勧めします。